妊婦治療

img_dental_06妊娠中はつわりなどで口腔内が悪化することや、こまめに何度も食事をすることなどで再石灰化ができないなど実は歯に関する悩みが絶えません。
特に注意しないといけないのが歯周病、ホルモンバランスの変化により歯肉炎になりやすくなるにも関わらず、早産や低体重児を出産する可能性が高まります。
治療ができない時期もありますので、できる限り早目にかかりつけ医に相談することをお勧めします。

妊娠性歯肉炎

妊娠中は、女性ホルモンの分泌が約7倍になるため、このホルモンが好む歯周病菌が増えることによって、歯肉炎になりやすくなります。
妊娠2~3ヶ月から症状が見られ、妊娠中期に歯肉が腫れたり、出血することがあります。
放置しておくと悪化し、歯周病になるので注意が必要です。特に歯周炎をもつ妊婦は、早産や低体重児を出産する確率が高くなるという報告がなされているので、十分に注意してください。

妊娠性エプリース(歯ぐきにできるもの)

歯ぐきにできる良性のできもので、歯肉が大きく膨らんでコブのようになります。主に妊娠3ヶ月以降にみられることがあります。
原因は女性ホルモンの不均衡や増加によるものと考えられていますが、出産後に自然となくなる場合が多いので、あまり心配はいりません。

むし歯

妊娠すると急にむし歯が増えるという証拠はありませんが、生理的変化・生活習慣の変化に伴い、口腔環境が悪化するため、むし歯になりやすい状態にあるといえます。むし歯になってしまったら、初期段階での治療が大切になるので、歯科健診を受けるなど早期発見を目指しましょう。

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